ステージの上でミキさんが「あなたのそれはやさしさなんだよ」と泣いてくれたときに、
わたしのなかでのこの日は完成したように思います
「大丈夫」と思えた次の瞬間にもう大丈夫と思えないことなんて特にこの近年は幾度となくあったけれど
一瞬一瞬「大丈夫」と思えた瞬間の積み重ねが安心になっていくんだろうな
ということを考えていたりしていた
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ライブ本編を終えて、生誕衣装に着替えて戻ってきてくれた紅さんはお手紙のなかで
つらいことがあっても笑っていれば大丈夫、と思っていた
深刻な話を避けて、できるだけ笑っていられるようにしていた、本質がこわくて向き合えていなかったのかなと
そういう気持ちをお話ししてくれた
そして、その後の場では、アイドルや表舞台に立つ人は笑っていたほうがいいかもしれないけど
二丁目の魁カミングアウトは、悲しみや切なさを表現することで人を救っていくことができるグループなんだと
だから、自分もさらけ出していこうと思えたと
たくさん大切な気持ちを教えてくれた
この人がそう思えたことが代えがたいしあわせだなと思うのと同時に
そうやって笑ってきた紅さんの強さをわたしは尊くうつくしく思うし、
あなたが培ってきたものなんだからどうか誇ってくれよとなんだか泣きわめきたくなった
そのことを腐していたとか、そういうことでは全然なかったんだけどね
だからミキさんがあの場でそう言ってくれたこととてもうれしかった
ステージに立つ人がステージに立っている瞬間、わたしたちは直接干渉することはできないから
特典会でもお手紙でも言えるのかもしれない
声が出せる時代であればフロアから野次も飛ばせるのかもしれない
でもなんとなくそういうことじゃなく
あのタイミングしかなかった、あのときじゃなかったら間に合わなかった、みんなといっしょの気持ちを紅さんに伝えてくれるのはミキさんじゃなきゃだめだった
むかし、好きなアイドルの子が自分は必要なかったんだ、と
そう思ってしまっているんだな、と分かるようなお話しをステージでしているのを聞いたとき
なにもできないしなにもできなかった、って無力感しかなかったむかしの自分まで救ってもらったような気持ちになった
ミキさんは魔法つかいみたいだね
わたしが強さだと言ったものをミキさんはやさしさなんだと言っていて、それはどちらも正しいのだと思う
でも、それをやさしさと呼ぶミキさんはとてもミキさんで、そういうところが大好きだな
ミキさんもどうかたくさんいままでの自分の考えやポリシーをすばらしいものなんだと誇っていてほしい、愛していてほしいと心から思う、変わっていくものも含めて
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わたしはものすごく偶像崇拝をしてしまうたちで
よくないと分かってるけどアイドルに「こうであってほしい」って理想を持ちすぎてしまう
健康でいてほしいし、きれいなものだけを見ていてほしいし、きれいなままでいてほしい
だから、「さらけ出す」という言葉に一瞬ウッとなってしまったのは正直ものすごくある
でも、この人が「悲しみや苦しみをさらけ出したい」と思った理由はだれかのためであって
二丁目の魁カミングアウトは、悲しみや苦しみをさらけ出すことでだれかに寄り添うことのできるグループだ、と活動を通して気づいたからだ
アイドルって生き様なんだと思っているけど、自分のような、笑顔でい続けたい人を救いたい、と話している姿を見て
世の中にはたくさん悲しみと向き合ってる人がいて、その人たちを愛したい、その人たちに愛されたい、と話している姿を見て
これがアイドル日が紅としての生き様の核の部分じゃないかと思った
余計なお世話だけどさ、どれだけおそろしかったことだろうと思う、これを伝えることが
生誕なんだからほんとうだったらただただ自分がしあわせになることだけ考えていいのにな
でも、こわい、と思ってもどうしてもこの日に伝えなくちゃと思ってくれたことが痛いほどわかる
なんかもう、敵わないよなあ~
この人に一生敵わないんだと思う
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ホモサピエンスの光景はしばらく目に焼き付き続けるんだろう
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ホモサピエンスの光景はしばらく目に焼き付き続けるんだろう
ラストの選曲を「びっくりさせちゃったかな」と話していたけど、
ここまで紅さんを見守ってきた人たちは、こっちを選んだんだな、と思いはしただろうけど
きっとびっくりはしなかったんじゃないかな
「人は変われるらしいんだ」って歌う、崩れ落ちそうなのに凛とした姿は
「人は変われるらしいんだ」って歌う、崩れ落ちそうなのに凛とした姿は
わたしが今まで見てきた日が紅さんそのものだった
この詞を体現してきた自分を伝える生誕祭なんだ、とそこで思ったから
そのあとにお手紙の内容を聞いたときも、突然、とか思わなくて、繋がった気持ちだったよ
伝えたいことみんな伝わっていた
紅さんがお話しをするとき、ことばよりも先に気持ちが出てきてしまうような
あふれ出る気持ちにことばが追いつかないような、そういう場面をよく目にして、それがわたしはとても愛おしいのだけど
歌のときは、この詞をうけてグときているのだろうなと思うワンテンポ前に顔をくしゃっとさせることが多い気がしていて
それを見ると、もうこの歌も詞もこの人の血肉となっているんだろうなと思う
にじむような照明のなかにいる姿は、神さまみたいだと思うくらい慈しみ深くうつくしいのに
同時に、置いてかれてしまったこどもみたいに泣いてしまっていて
「なかなかうまくできないんだけど」と歌う姿を見てたまらない気持ちになった
泣きそうに笑う、涙がこみあげてくるのに笑おうとしている、そんな狭間で揺れる表情を見て、世界でいちばんうつくしいものだなと思う
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ライブだけで全部伝えられる自信があったから曲をたくさんやるライブにした、と
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ライブだけで全部伝えられる自信があったから曲をたくさんやるライブにした、と
そう言ってくれたのが、思ってくれたのがいちばんうれしかった
この人たちのライブがかっこよかったから好きになって、ずっとかっこいいからこそ好きでい続けてるから、この人たちのライブの力を信じているから
BLAZEは横に広い会場で、わたしもいちばん端の方にいたのだけど、それを感じさせないくらい端から端まで手を振りにきてくれるのがこの人だよな〜と、とてもうれしかった
ひとりの勇者ではじまって四人の勇者で終わる構成は、なんとなくミュージカル好きの人だな~なんて思ったりした、超頼もしかったな
わたしは生誕でやるシワにけっこうやられがちで、永遠、とかそういうものの前にある歳を重ねることの重みや実感を感じるからで、この日聴けてよかった
青春をミキさんとふたりでやる、というのはすごくすごくおおきな意味を感じた
ふたりの表情がほんとうにやわらかくてさ、はじめはミキさんを怖がっていたお話しとか、激怒させてしまったお話しとかもあったし
ミキさんはミキさんで紅さんに怯えていたというか、戸惑っていたところも若干あるんじゃないかなと思ったりするし
そういうものも踏まえて、積み重ねてきた時間の重さや尊さを思った、ふたりの曲として目にする青春もいいものだなあ
親子みたいに、というお話しをしていたけど、わたしはなんだか卒業式の先生と生徒みたいと思ってたな
ミキさんのあのパートを歌いたい、歌おうと決めたんであろう紅さんのことを思ってちょっと泣きそうになった
筆紅のフレは「筆紅大切」すぎた
超かわいかった
ああいうドタバタほのぼのコメディというのか、ちいかわ的というのか、アニメみたいな愛くるしさのステージって筆紅しかできないよなー!!と思うので超正解で超最高だった
筆さんに内緒で最後はめちゃくちゃおおきく走って、でもついてきてくれたので流石でした!!ってにこにこ話す姿、自分が飼われているおうちのいちばん小さい息子さんとかを自分より弱くてちいさなものとしてヒエラルキーに置いているわんちゃんぽくておもろかわいかったです
ね♡をやりたかった話も最高でした
この日のベストアクトはsee youのぺい紅と思う人が多いと思うし、わたしもそうかも(決めきれないけども)
そのくらい凄まじかった
メンバーみんな仲がいいのは分かるけど、ぺいさんと紅さんのふたりはやっぱり目に見えて特別で、
紅さんが来てからというものの知らなかったぺいさんの顔をたくさんたくさん見たし
ぺいさんにしか話せないことも紅さんにはあるんだろう
see youをふたりでやる、ふたりで対峙して闘うっていうのは、きっとぺいさんとでしかできなかったんだろうと思います
わたしのなかでのsee youっていうのはけっこうぼんやりしてるというのかな、概念的な曲というか
個としてではなく群像劇みたいに見えてて
でもこのふたりのsee youはふたりでしかなくて、キューッとフォーカスが定まったような感覚で、いままでが一変されるようですごい体験をした
四人でやるときには、アウトロでやっと光が見えるような感覚なんだけど、ふたりのは紅さんがぺいさんを引き上げた瞬間からサアッと光が差しはじめるような印象で、それも大好きだったな
なによりぺいさんがここ最近で類を見ないくらい張り詰めて見えたのがほんとうによかった
すばらしかったです
どうしても、って急遽あるあるを最後に入れたというお話しは愛おしすぎたなあ
あなたがいるんだからなんだよ
会場全体でのカチャーシーをとてもとてもよろこんでくれていたのがうれしかった、またやろう
はじめての生誕衣装すごくすごく似合っていて素敵だった!!
革ジャンにブーツなのがロックスターみたいな印象のかっこよさで、でもちいさなきらきらがついたふわふわしたボリュームのある紫いろの袖はわたしの大好きなほかのアイドルの衣装を思い出したりして
アイドルになる前の紅さんも、アイドルになったあとの紅さんもいっしょにいるみたいな衣装でキューッとなってしまった
いて座の星座が隠れているというのもロマンチックだったし、金色の髪飾りが踊りながらきらっと光るたび、お姫さまのティアラみたいだなあと泣いちゃいそうになった
絶対に埋まらないワンマンライブの名前を出してくれたのもとてもうれしかったな
紅さんはその場にはいなかったけど、おなじように大切にしてくれてて、おなじように大切にしてくれる人なんだなあってわかってうれしかった
紅さんはいつもいつも目に見えて一生懸命で
毎回違うものを見せよう、進化していこうって意識や努力が痛いほど伝わるからこそ
頑張ってるところ全部分かってあげたいし、分かり切れなくてごめんと思う
(上から目線みたいな書き方になってしまって申し訳ない)
筆さん生誕もあって
ツアーがあって、新曲の練習だってあって
そのなかで毎日キャスをやってくれて
たくさんライブもあって
そしてこの生誕があって
なんかもう、頭が上がらないよなあ〜
あなたを見ていけることがいまとても楽しいし、これからも見届けたいと切に思う
6月くらいに生誕をこうしたい、って話してくれたとミキさんは話してくれて
そのときに、6月おわりか7月はじめの西川口での近近感魂で、自分の好きになったところというトークテーマで悲しみや苦しみを表現できるようになってきたところ、と話してくれたこと、それがとてもうれしかったことを思い出したよ
そのころだったのかな
セトリ自体も、紅さんが変わっていくさまのグラデーションみたいで大好きだった
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自分は出ずっぱりで、メンバーそれぞれとふたりでパフォーマンスをする曲を作る構成で
ほかの人も話していたりしたけど、2019年のきまるさん生誕を思い出したりした
いつも超いいライブを見せてもらっているから、いちばんよかったライブなんて決めきれないんだけど
あえていちばんを選ぶとしたらわたしはこのきまるさん生誕を選ぶんだと思う、そのくらい凄かった
こんな凄まじいライブを自身の生誕祭として見せてくれる人を推すきまるさん推しが心底羨ましかった
この構成にしたふたりの気持ちも、ライブ自体もまったく別物なんだけど
それを思い出させてくれたことがうれしかったんだよな
そういえばあの日も上手側の端の端のほうで見ていたな~
他推しの宿命で、わたしはきまるさんと特典会でもあんまりお話しすることは出来なくて
きまるさんにお手紙を書くときの締めはだいたい「もっときまるさんとお話しできるよう頑張ります」だった
生誕祭直後のアイソでのフリーライブ(なぜか異様に人が少なかった)でどうしても生誕の感想をきまるさんに伝えたくてツーショットを撮って
そのときに、すごくすごく真剣に目を見て話しを聞いてくれたこと今でも思い出す
空気のかんじを肌で思い出せるような特典会なんてほぼないんだけど、この日はそれだなあ
余談です
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お手紙のなかで、「この性格をよくは思わない人も多く」と話したあとに
「でも周りの人に恵まれて」と続けていて
そうやって人に恵まれるのはやはりこの人の人間性があってこそじゃないかと思ったりして
ほんとうはどうなのかって分かるわけはないけど、
そう信じさせてしまう力がある人なんだよな
前回の記事でも書いたけど、きっとアイドルでない道を選んでいたとしても
たくさんの人に愛されていた人なんじゃないかなと思う
だからこそ、この人をアイドルにしてしまった以上
この人の目が曇らないようにすることはこちらの使命だ
善いものをたくさんたくさんいただいています
それこそ、「善い」と書きたくなるようなものをたくさん
こちらからも善いものを、善いものばかりを渡していけたらと思う
「推しは世界でいちばんいとおしい他人」という人の論をずっと胸に留めていて
他人だからこそ、善いものだけを渡す選択を自分の努力と理性しだいで行うことができる、と信じている
表舞台に立つ以上、つらいこともしんどいこともこちらの考える以上にあるんだろうと頭ではわかっていても
できるかぎりきれいなものばかりを目にしていてほしいと思っちゃうな
アイドルオタクだからなあ
今日この日が終わっても、自分は愛されているんだと実感を持ち続けられるような
違う道を歩いていくことになっても、その先にも持っていける自信をあげられるような
こわい、と思ってしまうようなときにも大丈夫だと思ってもらえるような
そう思える光景の一部であり続けたいといつも願っています
しあわせな気持ちでいてね
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なんか全然まとめられなくて、だらだらしたツイートの寄せ集めみたいになっちゃったな
それくらいにたくさんのことを思って、たくさんのものをもらった日だった
全然まだまだたくさんあるな、マジで
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なんか全然まとめられなくて、だらだらしたツイートの寄せ集めみたいになっちゃったな
それくらいにたくさんのことを思って、たくさんのものをもらった日だった
全然まだまだたくさんあるな、マジで
生誕は一種の式典だから、と思ってお式に着ていってもいいような服を買った
自分が丸ごと入れ替わってしまうような日だと分かっているから、
そこまでをセーブするような気持ちで文章を書いた
この日にせめてすこしでもきれいでいられるように炭水化物断ちしたり
ウン年ぶりにライブ前にヘアセットをお願いした(クソ待った)
きちんとしたお手紙はけっきょく書くことができなかったな
この日の前日がきれいに晴れているだけで泣きそうなくらいうれしかった
外面の準備も、気持ち的な準備も全部自分のためではあるんだけど
それ以上に、相手に今日は特別な日なんだと一目で分かってもらいたいからなんだと思っている
全部含めて楽しかった
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生誕が終わってからのハロモニ、
愛されている実感がある、毎日生誕やりたいって言ってたって話超うれしかった
拍手がちっちゃい!って満面の笑みで怒る姿世界いちかわいかった
そんな喜んでくれるんだったらさ、やっぱり毎日お誕生日にしよう
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日が紅生誕祭2021
『日が紅が生まれてうれシーサー!』
11/14(日)
開場 15:30 / 開演 16:30
新宿BLAZE
快晴
19.6℃/8.9℃ 湿度62%
気圧 1014.0hPa
◆チェック衣装
勇者か村人A (紅ソロ)
-メンバー呼び込み
シワの数だけ被GAY妄想
GAY STAR
青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ(ミキ紅)
耳をすませば
まるもうけ
どこで壊れたの?oh my friend(筆紅)
三原色カタルシス
若くない者のすべて
see you next life(ぺい紅)
BUG IS LIFE
ホモサピエンス(紅ソロ)
EC
【お手紙】
鶴は千年 亀は万年 僕の数年(紅ソロ)
-メンバー呼び込み ◆生誕衣装、メンバー髪飾り
【MC】
パラレルヤワールド
勇者か村人A
あるある言いたい
いい生誕でした!
おしまい
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