20210629 ONLINE GAY LIVE in AiSOTOPE LOUNGE(1時間ノンストップライブ)の感想


めちゃくちゃいいライブだった!

めちゃくちゃいいライブだったので、なんで客入れてやらないのー!!と憤慨してしまうくらいだった!自分がその場で見たかったっていうのももちろんそうだし、自分が見られなかったとしても誰かしらが目撃していないとだめだろうこれは、と思った。配信も現場も両方何回か体感して分かったことは、どちらもどちらにしかないすばらしさがあるけど、「配信に特化していない現場ベースの配信(二丁目さんの配信はこれにあたると思っています)」に関しては、配信で受け取れる情報量が現場で受け取れる情報量に比べてどうやっても少なくなってしまうということ。音響面でも視覚の面でも。わたしは自分の目にすることができなかった現場はなかったことにしてしまいなんだけど、そういう人間が「自分が行けてなかったとしてもこれはだれかがその場で見てなくちゃだめだろ」の気持ちが多めで悔しくなることってそうないことなので、これはかなり本気め!ただ、そう思ってしまうようなライブを配信して映像に残すことは、いまは現場でそれを行うのとおなじくらいに意義のあることと思うので、またいつか有観客でノンストップお願いしますという気持ちです!何卒よろしくお願いいたします!

はじめてここまでノンストップのノンストップライブはいままでなかったからか、序盤はなんとなく四人とも探っているような印象をうけて、でもLOUEのさいご~see you next lifeのさいしょで倒れこんで紅さんがうたいはじめるところあたりからキューッと一本の線になっていったような感覚があって、最後の耳をすませばがピークだ、と思えたのがすばらしかった。前体制から現体制まで見てきて、最後の曲にピークをもってきてそのまま駆け抜けて終わる、という印象のライブは前の体制よりもいまの体制のほうが多くあるように感じていて、それがすごくかっこいいし気持ちよくて好きだなあと思う。

この人たちの遠征後のライブがいつもいつもすごく良くて好きで、前回の配信ライブでその感覚を感じられてうれしかった(技術の向上?てきな面もそうなんだけど、それ以上にいい遠征だったんだなと思えるところが好き)んだけど、まだその無敵タイム的なのが続いてるなというような印象のいいライブ。おそらく推しの贔屓目を抜きにしても紅さんの歌がめちゃめちゃめちゃくちゃよくなっていてそれがすごくうれしいしすごい!!!!!
(うまくなった、とかよくなったって上から目線ぽくなってしまうので使いたくないんだけど、でもどううまくなった!どこがよくなった!ってわたしの知識とか言葉では全然表現できないしわかんなくて、だからよくなった!としか言えなくてほんとうに申し訳ないんだけどほんとうにすごいよ~~)

いま紅さんの歌は毎回毎回毎回全然ちがったふうに聴こえていて、すげー!となったライブの次のライブでもっとすげー!となるような状態が続いていて、この日なんて(序盤のほうとかとくに)なんてきれいに響いて聴こえるんだ~とびっくりしたし、歌声に「豊か」っていう表現が使われるときってどういう状態なのかいまいちわかっていなかったんだけど、この日の紅さんの歌声を聴いてこういうことかもしれないな、と感じたことをどうしても文字にのこしておきたかった。いろんな色がべつべつにあるってことじゃなくて、色に深みがあるというか、色のなかにいろいろな色があってそれがきれいだな、と感じるほうの豊か!

わたしはすてきだなすばらしいなと感じたことをどうしてもなんとかして伝えなきゃと思うし伝えてしまいがちなんだけど、紅さんはたぶんだけど自分のなかにしっかりと理想像がある人で、そういう向上心のかたまりみたいな人にそのときすばらしかった、と伝えてもその人のなかでは満足いっていないときのほうが多いのではないかな、納得いっていないものを褒められると複雑な気持ちになるのすごくわかるしそういう微妙な気持ちにさせたくないな~と思ってしまう!そうは思うんだけどわたしがそのとき感動したことはほんとうだからやっぱり伝えよ~♪と思う(そうですか)し、こないだ歌がほんとうにいいですすごいです、とお伝えしてもっとよくなります!と返されたときに、この人の「もっとよくなります」ってたぶん謙遜としてのそれじゃなくて、マジでもっとよくなる自信があるからこその「もっとよくなります」なんじゃないかな・・・と思ったし見ているこちらとしても紅さんがもっとよくなる自信(自信?)がめちゃくちゃあるので未来明るすぎ!イェーイ!紅さん応援するのめっちゃたのし~!って思います!!

話長え~!

この日、曲のテンポ?BPM?がすごい早くなっているように感じられて、四人とも早取ったり遅取ったりしているような気もしたんだけどどうなんだろうか?実際のライブでもこんなふうに感じるときあるけど、自分がアドレナリン出てるせいなのかあっちがいじってるのかって一回も真偽がわかったことがない。

紅さんがゆっくりした動きで背中をそらすときっていつもきれいで見惚れてしまう。(1+1)×0=0のときとかすごくきれいだった。

BUG IS LIFEって100パーセントこちらに向けられた曲ではなく、そのときの状況を目の当たりにする曲というのかな、わたしのなかではステージと客席のあいだに超えられない線が引かれているような曲と感じることが多かったんだけど、この日さいごのほうの「あなただって」で筆さんがまっすぐこちら(というよりカメラにだけど、こちら、と言いたい)を手で指ししめしていて、それにハッとした。自分もこの曲のなかにいたんだなあっていまさら思った。筆さんはこの曲以外でも「君」や「あなた」で客席をパッとしめすような一瞬が多いふうに感じていて、うまく言えないんだけど、臆せずにそれは君だとあなたなんだと指させるのが筆さんという人なんだよなあと思う。どこかにいるだれかに届け、じゃなくて、今ここにいるあなたに届いてくれ、というような気持ちを筆さんのパフォーマンスから感じる(ように感じる)ときが多くて、筆さんのそう思わせる力ってほんとうにすてきだ。

この日のsee you next lifeのはじまりの紅さんの儚さというか、さみしさみたいな姿を見て、いままででいちばんしっくりくるsee you next lifeかもしれないなと感じたんだけどどうしてと聞かれたらうまく答えられないな。この曲を見てぱっと感じる印象ってわたしははじめからずっと「孤独」なんだけど、四人がひとりひとりばらばらに生きている群像劇のような、そんな孤独にも見えるし、四人がひとつの生き物として生きている孤独みたいにも思う。そういう印象とぴったりはまった日なのかもしれないな〜。

ピンポンダッシュの「音が鳴りはじまった」のタンタタン!のところのミキさん以外の振り、耳の横に手のひらを置いてタンタタン!(首)がデフォルト振りと思うんだけど、筆さんがほっぺに手をあててチューリップぽくしてタンタタン!やっててびっくりしたんですけど筆さんってずっとこうしてたんですか!?それともこの日だけですか!?有識者の方教えてください!正しくなくてもこれでいてほしい、めちゃくちゃかわいかったので……。あとピンポンダッシュ→ボクの夢はお嫁さんの流れ、ハートを描いてスヤスヤのところ筆さんがハート長めに描いてて寝るのが遅れちゃってたのもかわいかったです。

ホモサピエンスが大好きなホモサピエンスだったな。
(これは筆さんもなんだけど)紅さんはもともと板の上に立っていた人で、ご自身のなかで自分の歌がしっかりとあるような状態の人で、だからこそこの目まぐるしいスピードでもう既存曲すべてをパフォーマンスできる状態まで持ってこれているのだと思う。未経験の人だったらこんなうまくいっていなかったんじゃないかな。その反面、ステージに立っていたからこそ、自分の歌い方があるからこそこのグループでうたうことに苦労した瞬間もたくさんあったんじゃないかなあと勝手に想像して、いまはグループの歌というより紅さんの歌だな、というふうに感じる瞬間もあったりした。それは良いだけじゃないし悪いだけでもないことで、そうであってほしくないけど失ってほしくないみたいな、なんかむずかしい部分だった、わたしのなかで!でもこの日の「時は無情にも過ぎて」からの紅さんパートが、紅さんは紅さんの歌をもったまま二丁目の魁カミングアウトの歌として落とし込むことができたのだなあとそんなふうに感じるような歌で、まちがいなくわたしのなかでこの日いちばんだったしそう思えたことがとてもうれしかった。たぶんだけど、気持ちがともなったからこそのものなんじゃないかな、と思うし、遠征を経たからこそなんじゃないかなと思うし、こうやって気持ちがともなっていくんだな、と思えるような姿を点でなく線で見ていられるアイドルオタクしあわせものすぎるな、と思います。紅さんのそういう変化を目にしていることがすごくしあわせだな。耳すま2ばんの「でも届けたくて」って筆さんがすごい良くてわたしのなかでここは筆さんのパートだったんだけど、今日めちゃくちゃ筆さんと紅さんふたりのパートだと思ったから泣きそうになった、叶うならここ正面から見たかったな。最後の耳すまでブチ上げピークなの最高だった!!

前体制で、おなじアイソトープラウンジでノンストップ地獄を見たときには最後のほう白鳥さんが本気で倒れちゃうんじゃないかと震える手を見ながら思っていて、でもそれがこわいくらいきれいで、いろんなことを覚えていられないわたしがこの日のことはけっこう覚えていて感慨深い公演で、だからまたノンストップライブがあってそれが大切な公演になったことすごくうれしい。

なんか話の脈絡が全然ないんだけど、筆さんと紅さんのことがほんとうに大切で、宝物みたいに思っていて、ふたりが変わっていったり、アイドルになっていく・二丁目の魁カミングアウトになっていくと思える姿を目の当たりにしたり、すてきなところが変わらないままでいたり、そういうのを見てすごくうれしく思っている。ふたりからしたら、なんでこの人は見ず知らずで出会ったばかりなのにこんなかんじなんだろう?って不気味に思ってるんじゃないかというか、亡くなった孫の面影を勝手に重ねている老人(概念)みたくなってないだろうか、と思って申し訳なくなるけど、重ねているつもりは一切ないんだけど、いなくなった人を推していたからこそ、わたしは筆さんと紅さんの味方でいつづけたいなとすごくすごく思う。味方ってなに?ってかんじですが……。何回目かはもうわかりませんが、ふたりともここに来てくれてほんとうにありがとう。

帽子外してくれたの大正解ライブだった!また今度は有観客でやってください(二回目)!


OS1ゼリー

ぐりという名前です。アイドルオタクの気持ちブログ。

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