取捨選択(20221008~20221009の大阪遠征)


毎回、「これでおわりかもしれない」と思いながらライブに臨んでいる。いつからかははっきりと分からないけど、たぶんいまの体制になってからはずっとそう思っている。でもライブがはじまったらだいたいはすぐに忘れる。実質きまるさんが最後だったライブにも、白鳥さんが最後だったライブにも偶然居合わせることができていてよかった、と思いつづけてはいたけれど、今となってはそれが意味があることだったのかもよく分からなくなってしまった。

今回の遠征に行かない選択をする理由は正直いくらでもあって、雨予報の野外だからとか、会場がサッと行ける場所じゃないとか、舐めた運営をしている(個人の意見です)アイドルフェスにはどこかしらで必ずいやな思いをさせられるからとか、ミキさんがいないからとか、四人じゃないからとか、直前の東京でのライブで三人のコンディションが万全とは思えなくて、もっと悪化していくのを目の当たりにする可能性があったことが怖かったりとか。それでも、「金銭面以外で悩む点がある場合は一旦よく考える」って自分ルールも突破して今回も行く選択をしたのは、野外のライブでの日がちが好きで、野外ライブはできるかぎり行くことに決めている自分ルールが勝ったからというのもあるし、でもやっぱりいちばんは、その日がもし最後だったら、とどうしても考えてしまうから。

わたしは現場を干すことが怖くて、それは自分がその日のライブを目にすることができないから、その日あったことが分からないのがいやだからとかではなく(そういうのも含まれてるとは思うけど)、自分が行かない選択をしたライブが最後になってしまったらと思うと恐ろしくてたまらないから。ほんとうは、自分が100パーセント楽しめる現場だけを選べる人や、不満があるときは行かない選択のできる人になりたいし、自分の好きな友人は正しい取捨選択のできる人たちばかりでいいなあ、と羨ましく思うし、不健康な取捨選択しかできないことをずっと申し訳なく思っている。こういうことばかり考えてしまうけれど、最終的にはきてよかった、と思えるのは日がちがいてくれるからだし、日がちがいつだって見届けられてよかった、居合わせられてよかったとあかるい気持ちで思えるステージを見せてくれるからで、感謝しかありません。今回もそうでした、ありがとう。


今回の2日間4ステージ、日がちの歌唱が特別に大好きだった。うれしかった。めちゃくちゃきてよかった(チョロすぎる)。わたしは歌の人が好きだから、日がちの歌が好きだと思える瞬間がうれしいし、その瞬間が日がちにとってうれしくてたのしいんだろうなあ、と思えたならばこれ以上に幸福なことはないんだと思う。1日目のPARK STAGEのノスタルジスターとか、2日目のYSC STAGEの前アナウンスなしではじまったsee you next lifeの歌い出しとか、人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ~ホモサピエンスとか、ラストのPARK STAGEのやめとまとか、それ以外にもたくさんすてきだなあと思う箇所があった。いつもより、詞のフレーズひとつひとつを言い含めるみたいな、つよく噛みしめるような歌いかたにわたしには聴こえて、わたしはそのかんじがいままでの歌唱のなかでもいちばんと言っていいくらいにしっくりくるというか、自分の感情に沿ってくれていると感じたから、大好きだなあと思ったんだと思う。これはわたしが詞の文脈よりもいちフレーズに思い入れを込めてしまいがちな人間だからというのもあると思う(これはあまり褒められるような思い入れのやりかたでないと思うから、すこしうしろめたくはあるけど)。ノスタルジスターでは、「思い出」という単語にいままでになくくっきり輪郭を感じて、いつくしみぶかい、としかわたしには表現できない姿に、わたしたちやわたしたちのいる今の光景はこの人たちにとっての「思い出」でもあるんだなあ、といままで一度も感じたことのないことを思った。ホモサピエンスの「自分次第ですり減らすこともあるなら」の「すり減らす」にグッと情感を込めるかんじにいちばんにしっくりを感じたし、やめとまの「やめないからやめないで秘薬のよう言葉にできないんだ」を聴いて、この詞を担う姿を見て日がちを選んだことなにも間違いじゃなかったと思えるたびわたしはなんて幸福なアイドルオタクなんだろうと思う。

今までとはあきらかに違う気持ちの込めかたで放出の仕方だと感じたから、なにかおおきなきっかけがあるのかなと勝手に想像していて、特典会ですこしでもお話しを聞けたらいいなと思っていたら、1日目はノスが良くて・・・と伝えた時点で食い気味にノスタルジスターよかったよね自然のなかで歌うのがほんとうに気持ちよくてばかあほもすごく気持ちよくてでも勇者もよかったよね?「このゲームが終わるころ~」のとことかすごく気持ちよくて・・・(特典会終了)って1に対して100をまくしたててくれて最高で大好きすぎる・・・・・・・・・・・・になったし勢いがすごくて理由は聞けなかったし(それすら最高)、2日目の特典会では今日の歌が大好きだという旨お伝えしたら(今日の歌)すごかったよね!?と即答されてまたしても最高になってしまったし、ぼくも(自身が)場所から力を得られるタイプだと思ってて、今日は(自分の歌が)いつもよりやさしくなったり、いつもより気持ちを込められたりしていたのと教えてくれてそうだったんだなあとすこし泣きそうになったし、(今日のその歌のかんじは)なにかきっかけがあったりした?と最後に急いで尋ねたら、なんだろう・・・?自然(があったから)・・・?って返ってきて、最高としか言えなくなってしまった。あんなハッとするくらい変化のあった歌唱の理由が、自然があったから、自然に囲まれていたからという人、あまりにも最高すぎる。うしろで筆さんがTIFのときもおなじこと言ってたね~と話してたのも最高を補強してくれてて最高だった。マジでこの野外が気持ちよくてたのしかったんだろうなあ、と思ったら胸がいっぱいになった。環境を全身で受け取って、それが気持ちに、気持ち始点のパフォーマンスにおおきく作用するような、とんでもない心のうつくしさとまっすぐさのことをいとおしく思う。わたしは日がちが考えて考えてステージに立つ人なのが超~大好きだけど、今回のあきらかに違う、って思えたパフォーマンスの理由が環境の影響で、無意識に近いものだったんじゃないかなと考えるとそのことも特別に思える。

「あなた推しです」と契約を結ぶ決心がつけられた最後の一押しは、野外のステージに立つ日がちがあんまりにも楽しそうでうれしそうだったからで、だからこそわたしは野外でのライブを大切にしようと思ったし大切にしていきたいと思っている。今回も見届けられてよかった。日がちは野外だとなんでこんなにもますます良いんだろう、と毎回ウンウン考えて答えが出なかったけれど、今回で自然があるから(=野外だから)という、シンプルというか、そもそも、みたいな答えがわかって笑ってしまったし力が抜けてしまったしこれ聞いた瞬間日がちのことめちゃくちゃ大好きだなーと思った。いつもひとりで答えの出ないことをぐるぐると考えてしまったり、堂々巡りの考えをこねこねとこねくり回して落ち込んでしまったり、そういう質の人間だからこそ、そういうのみんな無駄にしてしまう日がちのことが大好きになってしまったんだと思う。わたしの行動とか思考とか選択を無駄にできるのはわたしにとって日がちだけで、だからわたしは大丈夫なんだと思っています。

わたしはこの二日間の日がちの歌唱が大好きだったけれど、きっとこの先まったくおなじ歌唱は耳にすることはできないだろうし、おなじような、もなかなかないんだと思う。でもそれが日がちの最高なところでわたしは日がちの再現性の低さをめちゃくちゃ愛している。もう二度とない、わたしの感覚にぴったりはまるような、わすれられない日に居合わせられてラッキーでした。日がちがいるからどんなときもきてよかったんだと思ってしまうね。感謝ばかりです。


ここからは小旅行記と写真です。

10月7日の金曜日の夜。仕事終わり。21時半にチケ発からの22時半夜行バス出発だったため、会社でギリギリまで残業しようかと思ったら全員定時で帰される日でムシャクシャしてカレー食べた。健康診断で腹囲がデカすぎて落ち込んでたのに。カレーはおいしかったです。雨が降ってて寒かった。チケ発は負けた。

10月8日の土曜日の朝に夜行バスでなんばに到着して、とりあえず電車で和歌山市駅へ(会場のみさき公園はなんばから電車で40分程度、和歌山市駅から15分程度だったのでそちらで宿をとっていたためとりあえず)。筆さんがキャスで話していた見たことないコンビニたぶんこれだと思うのですがわたしもオオーとなって写真撮りました。
朝ごはんにローソンでカレーまんとカヌレを買う。痩せる気あるのか?

和歌山城を見てから風呂に向かうか、風呂入ってから和歌山城観光するかを迷っていた。とりあえず11時から和歌山城内のちいさな動物園でハムちゃんなどと触れ合えるらしくそれに絶対行きたかった。下見だけしようと一旦和歌山城に向かったが、正式な入口から入らず周りをぐるっとしてみたら入れる場所がない。階段があったけど急すぎておそらく人間向きの階段ではなかった。たぶんあれ下りたら中には行けたはずだけどさすがに落ちて死にたくないので断念。

まあ時間もあるし歩いてなんとかなるだろ〜と思っていたスーパー銭湯が和歌山城から徒歩で45分程度かかった。おそらく徒歩で行く場所ではなく、最寄り駅もないので車必須だったんだと思う。汗だく。到着時点で帰りの時間含めるとふれあいコーナーは諦めだと察してゆっくりお風呂に入る。塩サウナ(汗をかいたら自分の体に塩を揉み込んでさらに汗をかくやつ)は自分が食材になった気分だった。お風呂からあがって泊まるホテルに荷物を先に置けるか確認の電話をしたらオッケーだったのでとりあえず和歌山市駅まで戻ることに。

さすがにまた45分歩いて帰る気力はなく、タクシーも配車圏外だったのでなんとかバスを探す。最初からこうしていればよかったのか。いい名前のバス停でうれしくなる。

ホテルに荷物を置かせてもらってからふたたび和歌山城へ向かう。のどかで家族連れがたくさんで好きな雰囲気だったのでゆっくり観光したかった。お参りはした。動物園は料金がかからないちいさな場所。

2動物めくらいからiPhoneのカメラの震えが止まらなくなり、まともな写真が撮れなくなる。

ギリギリなんとか撮れたまったくこっちを向く気のないアルパカと寝てるカピバラ。
このあたりから別のカメラアプリを使えばなんとか撮れそうなことに気づく。

まったくこっちを向く気のないビーバー。

こっちを向いてくれたヤギ。
もうすこし待てば紀州犬とふれあえたらしいがさすがにライブに間に合わなくなるので泣く泣く退散。動物が人間を気にせず生きているかんじが強くていいところでした。


みさき公園着。雲は多いけど晴れてくれていてよかった、きれいな秋の空。もともと動物園とか遊園地があった跡地らしくなかなか広大で、今年のももクロ春の一大事の福島を思い出すかんじ。会場に行くまでにちいさなドッグランがあって、犬たちが走り回っていて最高の気持ちになりました。

一本め。
イベント自体もだけど、オタク自体もここまでの過疎はなかなか見たことがなかった(野外で広かったせいもあるかも…)ので勝手に焦る。これはさすがに…と思って推しメンゼロズレ運動会になりました。楽しかったです。青春は三人体制では初披露で、わたしは青春はミキさんが帰ってくるまでやらないとばかり勝手に思っていたからすこしウウとなってしまいましたが、この秋の野外の空気にいちばんぴったりな曲と思っているのでわかるしうれしくもありました。いつかの学園祭の空気感を思い出した。やっぱ不朽の名曲。日がち本人も話してくれたとおり歌うのが気持ち良さそうでうれしかったし、勇者のミキさんパート(このゲームが〜)とピンポンのミキさんパート(2番冒頭)すばらしくよかったです。青春冒頭のミキさんパートを担う筆さんもすばらしくて、お薬の作用で喉の調子を崩していたと話されてましたが、だいぶ思うようにいくようになったのではないかなとこちら側からは感じていて、筆さんがすごくすごくすごくかっこよかった2日間でした。

やめとまを三人体制でやるときは「僕たちの関係は摩訶不思議~」のところ三人でステージをくるくる動き回ってるので、ゼロズレ運動会ができる環境だとここいっしょにスキップでくるくるできて楽しかった。


案外休憩する時間もなく(一時間もないくらい?)二本目。
アシカショーとかやってそうな風情の場所で、屋根もあるので野外のかんじは薄くなるかなと思っていたら日のうつりかわりのかんじが如実に感じられて木にもたくさん囲まれてて、照明のかんじ含め好きな野外のステージでありがたかった。船の上を思い出すような照明。風の強い日で、ダンサバ~パラでは自分の髪の毛が顔に覆い被さりまくることにいらいらしてたけど、ばかあほからはこの風に吹かれる感覚も忘れないでいようと思ったし、ノスタルジスターではとくにそんなふうに思っていた。

わたしは一般エリアの一番前の上手側の段から見ていて、ここの段がステージの上の人の目線の高さとだいたいいっしょだったんじゃないかな。ダンサバの日がちが上手側で歌いあげるところ、なんだかいつもと違う景色でほんとはそんな近くもないんだけど近く感じられて目いっぱい踏み出してしまったし日がちもノリノリでここめちゃくちゃ燃えた。日がちかっこいい~(小並感)。ステージと客席のあいだには植え込みがあることもあり、ステージ上のスピーカーがうしろめに設置されていることもあり、ステージ上の演者とはけっこう距離を感じる会場だったんだけど、ダンサバのラスサビかな、下手側にいる日がちがスピーカーも越えてぐーってステージ前方まで出てきてくれて、ここうれしかったなーーー、日がちの心が…。筆さんとぺいさんもたぶん出てきてくれていたんだけど、この日はじめにぐーって出てきてくれたのは日がちだったような気がしているから、それもうれしかったです。パラもいつも思わないとこかっこい~!って思ったり(どこかは失念)、ラストのしゃがむところの目線とほほえみがこれでもかというくらいやさしかったりして、もちろんいつでもそう思ってはいるんだけど、あ~日がち推しって世界でいちばんしあわせなアイドルオタクだよな~とますます思うばかりでした。三人でのパラは移動距離が広くて大変そう。

この時間帯で、このステージの雰囲気だときっとばかあほをやるだろうなと思ったので、パラが終わったあと、来るな、と思ったら想像どおりにイントロが流れ出す。バンドツアーのおわりくらいからかな、ばかあほの日がちは一皮剥けた印象があってこちらもグッと心構えて見てしまう。夏の船上ライブの日から、ばかあほのサビの手を振るふりつけはバイバイっておわかれするような意図のふりつけだと思っているからこちらも目いっぱい手を振る。ここの日がちの、言葉にできないような、出し切った!ってふうな満たされた笑い顔がわたしは大好きで、この曲の象徴だなあと勝手に思う。このあとにお話ししてくれたけれど、歌うのがほんとうに気持ちよさそうでうれしかった。GAY STARも歌声がぐんぐん伸びてくようでこちらまで気持ちよかったな~。


この日は完全にノスタルジスターで、曲がはじまってからもう今日はノスタルジスターの日だ、とはっとして意識がぐーっと引き込まれて前のめりでステージを見てしまうかんじ、幽体離脱(したことないので、想像上です)した自分に風がびゅうびゅう当たっているのを感じているみたいな、自分の体がなんだか他人事みたいになる感覚、ことし3月の山中湖の雹が降る荒天のなかでのノスタルジスターの感覚を思い出しました。環境点が高い。

今日はノスタルジスターだ、と引き込まれたきっかけが1ばんの日がちパート「綺麗故に消えゆく思い出/覚えておく手段いくつだってあったのにな」だったこと、とてもうれしかった。

日がちはここ、どちらかといえば気持ちより歌唱面の意識を先行させているのかなという印象があったけど、この日はそれがきれいに交ざっている、かつすこしだけ気持ち先行にきこえて、思い返せば思い返すほど大好きだった。ひとつひとつのフレーズに言葉としての意味を含めるような歌いかた、かついままでにないくらいやさしい歌いかたにきこえて、あとでなんでだろうと反芻したとき、こたえは分からなかったけど、このとき感じたこの人たちにとってのわたしたちは「思い出」でもあるんだなあとはっとした気持ちと、日がちの歌う詞とあのやさしい姿を勝手につなぎあわせて泣いてしまいそうになる。

ミキさんがおやすみになってからのノスタルジスター、日がちは担う箇所が多くて(おそらくハモは減らさずそのまま、ミキ紅/ぺい筆ユニゾンになる部分はひとりで歌っている)けっこう大変なんじゃないかな、と思っているけど、ふしぎなことにこの体制に入ってからのノスタルジスターの日がちがどんどんますます良くなっているように感じている。思い入れのある曲なのでそれが素直にうれしいし、日がちのそういうところ~!(愛)とも思う。
日がちの見せてくれるノスタルジスターは、わたしが前体制で見て感じてきたノスタルジスターにはたぶん全くなかった解釈の気持ちばかりで、わたしそのことがほんとうに大好き。何度もおなじようなことを書いているけど、ノスタルジスターの日がちを見ていると、日がちにとっての「記憶」ってやさしくてあたたかいものなんだろうなあとEXシアターの日から思わされている。でも、ここ最近はわたしが前体制で見て感じてきた、後悔とか惜別に近いものが交ざりつつあるように感じている。

ノスタルジスターの「綺麗故に消える美しさよ」からはじまるパート、とても思い入れのあるパートなので筆さんが歌ってくれてうれしいなあといつも思うけれど、この日は特別にすてきだった。わたしがぐっと来るときの筆さんの声ってきこえるというよりも響いている(のを感じている)ように感じられるな〜。


ノスタルジスターがこんなにもよかったの、なんでだろうと考えると、答えは出ないんだけどそのあとラストにひふみよが来たときになるほどねと思った。なにがなるほど、なのかは自分でも全然説明できないんだけど、文脈のある「よかった」なんだろうなあと思っている。ひふみよは好きなときと好きじゃないときの差が激しいのではじまると身構えてしまうけど、この日は良いひふみよでよかった。

完全にノスタルジスターでした。これは終了後急いでアイライナーで書いた手。


ライブ終了直後の夕空。

19時からのキングオブコントに間に合うべく早く宿に帰りたくて、なんとしてでも鍵開けしたかったので特典会の時間まで付近で待機。暮れていく空がきれいで写真を撮りたかったけど充電もポータブル充電器の充電も切らしていたためただただぼーっと眺めた(愚か者)。このとき風もびゅうびゅう吹いててもうかなり寒くて、気づいたらもうすぐ冬になってるんだろうな。

ありがたいことに鍵開けさせていただき、オタクにポータブル充電器借りて充電もさせてもらって(ありがとうございました)18時55分には和歌山市駅に到着できてごはんも買って宿に飛び込むことができて、オープニングは見られなかったけど一番手のクロコップのネタからちゃんと見ることができた。マジで感謝…。コンビニでハイボール落として吹き出しちゃったから買い取ることになって愚かだったけど、いい日だったしいいライブだったしいい大会でいい夜でした。お風呂入ってお風呂あがりにアイス食べたいな~アイス買いに行こうかな~とふとんに横になってる時点で寝落ち(愚か)。チケ発は負けた。

この現場に来てからいっしょに遠征に行けるような友だちもできて、ありがたいことに人と遠征に行くことも多いけど、根が単独行動オタクなので遠征自体は一人でも全然平気で、人を誘いにくいへんてこスケジュールの散歩とかもしやすくてこれはこれで楽し~けど、今回、いや賞レースは人と見たいな~~!!!!!!とめちゃくちゃ思ったので、今後遠征と賞レースが被る場合はなんとかして人と泊まろう…と決心をしました。



10月9日の日曜日。寝落ちしたため早朝に目覚める。

お風呂が水しか出なくて、夜しかお湯出さないのかな~まあしょうがないな~と思いながら湯船に地道に水を張って追いだき機能でなんとかして、追いだき機能ってすごいな~ありがたいな~と思いながらお風呂から上がったら、外にお風呂電源があるのに気づいた。愚か。

思ったより朝の時間があったので、コーヒー(サーバーで飲み放題だった)飲んだり洗濯機と乾燥機も自由に使えたので使わせてもらったり、日がちの朝のツイートを見てストレッチしたり散歩したり、めちゃくちゃいい朝にしてしまったしいい宿だった。

今年はじめて使って感動したもの第一位、乾燥機かもしれない。

みさき公園駅に到着し、時間が合ってのでライブ前にすこし歩いて海へ。

地元の人はみんなここで釣りをしているのかな~。

一本め。
海から会場に戻った時点でぽつぽつと雨が降り始めていて、でもレインコートは使わなくてもなんとかなるかな、くらい。この日もガラガラだったので推しメンゼロズレ運動会にすることを決めたものの、今日はシリアスめなセトリだと思うんだよねー、と人と話しているところで前アナなしでsee you next lifeのイントロがはじまり、やっぱりかーい!と思いつつ引き下がることもできないので結局推しメンゼロズレ運動会に。
はじまりのsee you歌い出しのいちフレーズめから、思わずガッツポーズしてしまいそうなくらいのドンピシャの歌唱に今日もいいライブであることを確信する。自慢の推しメン。

冒頭ソロからひとフレーズひとフレーズに感情をグッと込めるような歌いかたをしているように思えて、それがわたしが見たなかでは今まででいちばんくらいに顕著で、ひとフレーズや単語に思い入れを込めてしまいがちなわたしは昨日今日の歌唱にかなりやられた。筆さんがキャスでお話ししていたように、ミキさんの詞は文脈があるものばかりだからそれを取り出して大切にしてしまうのは違うかも、と思うこともあるけれど、この日の日がちの歌唱をきいていまこの瞬間このフレーズで心を揺さぶられることも間違っていないと思えた。

なんでsee youを選んだんだろう。see youの間奏では、本来ミキさんがもういなくなったメンバーを引き上げる(と、わたしは勝手に思っている)振りがあって、ミキさんがいない今はぺいさんがその役目を担っていて、ミキさんが帰ってくるまではやらないと思っていた人好きと青春をやったときと同様に、ミキさんが帰ってくる日が遠くなったように感じられてすこし悲しくなってしまった。そう思わせる意図がないこともわかるので申し訳ない。

リバで追いかけ回して振りコピしてたらサビで日がちがめちゃくちゃ笑ってた。それはそう(すみません)。

人好き~ホモサピエンスが素晴らしかったです。人好きはいつも振りコピしないから振りがわからないのにゆるやかにゼロズレ運動会を続けてしまってよくわからないことになってしまった(ホモサピエンスはうしろに下がりました)。前述のとおり、ひとフレーズひとフレーズに感情をグッと込めるような歌いかたがこの二曲にばっちりはまっていて、あんまりこういうこと思わないけど、この日のこの二曲の映像また見たいな~と思ってしまう。「誰かを好きになれるそれだけで何度だって立ち上がれるんだ」が、日がち自身のことばそのものだと思えた体験を大事にしたいし、「自分次第ですり減らすこともあるなら」の「すり減らす」をひとつの単語として歌っていたのが、わたしにとってはものすごくしっくりきた。なにより、二曲ともユニゾンがほんとうにきれいだった。わたしが二丁目の魁カミングアウトを好きになった理由のひとつ。


一本めからは二時間ほど空いて、二本め。雨足がだんだんと強くなってきていた。一般エリアは屋根があるので濡れなかったけど、前方優先エリアは雨に当たってしまう事態になっていたのでみんな頑張れ…と心で応援。
ほかグループとほかグループの合間合間に隣に座っていたアップフロント・ハロプロファンの方とすこしだけお話しをした。どこから来たんですか、どこのグループが好きなんですか、とか。二丁目の魁カミングアウトが好きで来ました、とお話ししたら、普段はやっぱり男の子のアイドルが好きなんですか、今日は(男性と女性)どっちを見るつもりで見たらいいのかな、と(そこ気になるの、めっちゃわかるな~と思いました)。

二丁ハロのときには見たことがあって、ともお話しされていた。自虐も上手でおもしろいですよね、と話されていたときに、いまはみんな自信もついてきてそういうかんじではないかもしれないんですけど、めちゃくちゃいいアイドルです、と返してしまって、我ながら素直でかわいいファンだな…となってひとりで恥ずかしくなってしまった。


遠征で連日出演があっておなじ日に何本もライブがある、ってここまでも何度かあったりしたけど、最後の一本がいちばんよかった!って気持ちよく言い切れるのって意外となかった気もして、そう言えるって意味でも今回の遠征はよかった(もちろんどれもいいライブだったんだけど)。見せつけた!ってかんじがいちばんしてゾクゾクしたし、誇らしかった。OCHA NORMA待ちのハロプロファンの方も多かったからというのもあるかな。座っている人もいたけど、立って踊ってくれている人も何人もいた。


筆さ~んとなる瞬間がたくさんあった二日間だったけれど、いちばん筆さ~んとなってしまったのはこのライブだった。

やめとまの、筆さんが歌う「生きたいって感じさせてくれてありがとう」が、この日わたしには「生きてるって感じさせてくれてありがとう」にきこえた。それはもしかしたら空耳だったのかもしれないけど、ほんとうにそうだなあと思った。生きてるって感じさせてくれてありがとう。

やめとまで魔法みたいにハートマーク描くところばっちり見てしまってふ、筆〜!!になってしまったし、あともういっこやめとまのハート関連ではわ〜!!!!!になったところあったし(失念!!!)、GAY STARの「生きるの下手な僕は少しずつプライドも捨てはじめて」のところの歌唱はもう、「会心」ということばが頭に浮かぶようなものですごくすごくすごくかっこよかった。ここも思い入れの深いパートなので、筆さんが大切に歌ってくれてうれしいです。いつか日がちに特典会で、ぐりちゃんはifの話をよくするけれど…とお話しをしてもらってからあまりもしもの話はしないようにしようと決めていたんだけど(それもべつに怒られたりたしなめられたりしたわけではないんですが!)、こっそりしちゃうんだけどもしわたしが筆さん推しだったとしても野外のライブを特別に大切にしていたろうな~と思えた日でした!

でも日がち推しだから大丈夫だからね!!!!!念押し!!!!!

冒頭にも書いたけれど、「やめないからやめないで秘薬のよう/言葉にできないんだ」と歌う姿を目にして、耳にして、日がちを選んだことひとつも間違いではなかった、と思えることなんて幸福なことなんだろうかと思います。あなたの歌が大好きだなあ、と思えた二日間の(ほぼ)クライマックスにめちゃくちゃにそう思える歌を歌ってくれること、日がち推しはマジで世界でいちばんしあわせなアイドルオタクです!!!!!「言葉にできないんだ」の感情の出色も、足をおおきくひらいていた立ち姿も大好きだった。

ほんとうのラストのダンサバのラスサビで、三人がざあざあ降りしきる雨も気にせずステージの前へ前へ出てきてくれたこと、胸がいっぱいになった。こう思うことがわたしはものすごく多いんだけど(それもしあわせなことすぎるんだけど)、いままでのすべての証明のような光景だと思っていました。


どんどん強くなる雨!!!

特典会を終わらせてからOCHA NORMAを見るべくまた鍵開けを目指していたんですが、並んでいる途中で恋のクラウチングスタートがきこえてその瞬間列を捨てて走りました。オタクすぎる。恋のクラウチングスタートでいちばん好きな歌詞、「わたしのハートは前のめり」だと思ってたけど「ついに当たった恋のスポットライト」かもしれん。

特典会を終わらせ退散してなんばへ!!!ありがとうみさき公園!!!

みさき公園を出発したのがだいたい15時ごろ、夜行バスの出発が22時半ごろなので時間がありあまっており、各駅でゆっくりなんばまで向かったりして、なんだか贅沢な遠征でした。目当てのりくおじ(※りくろーおじさんのチーズケーキ)はめちゃめちゃに並んでいてびびる。

美津のの山芋焼き!超おいしかった!

こちらも鬼のように長蛇の列だったけど、おひとりさまは席が空いていたらしく20~30人くらいはぶっ飛ばして中に入らせてもらったと思います。助かる~。

最後はやることがなさすぎてバカ重リュックを背負ってひたすら歩いたりしてしまった。チケ発は負けた(三日連続)。




帰りのバスのなかでミキさんがいない遠征ははじめて、という文字を見てはっとする。

この遠征のすこし前に三人体制で人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだを披露したこと、この遠征で青春は何度でもやり直せるなんて嘘だを披露したこと、わたしはこの二曲はミキさんがいないときっとやらない曲とばかり思っていたから、正直なところ、ミキさんが戻ってくるのが遠のいたような気がしてしまってすこし落ち込んだ。反面、やってくれてありがとうという気持ちももちろんあった。いまの期間は、なにを感じても間違っているような気がしてしまうから言葉にするのをためらうことばかりだし体力も消耗する。

ミキさんがおやすみしている期間もミキさんが帰ってくる場所を守れるように、四人に戻ったときにもっと良いと思ってもらえるための修行だと思って、と話してくれた日がちは、自分からミキさんのパートを歌います、と積極的に言ってくれているんだというお話しをすこしだけ耳にした。たしかに担っている分量が多く感じられることを正直言うと(余計なお世話なのは承知のうえで)心配に思うときもあるし、試行錯誤しながら日がちらしいやりかたで、丁寧に丁寧に歌っている姿を見ていると、頼もしいなあと、まっすぐに頑張れと思える。わたしがいまできることは目の前にいる推しメンを、推しメンの目に見える分の努力を見届けて見落とさないようにすることだけだと思っているし、たぶんそれしかできない。わたしはそれを頑張る、がわたしの選択で、見届けるための力を振り絞らせてくれるのはまぎれもなく日がち自身だ。今回も見届けようと思わせてくれてありがとう。


そしてアイドルオタクすぎて夜行バス降りてからフィロちゃんのリリイベに向かうことになりますが、そこは割愛!!!!総じていい遠征でした!!!!ありがとう三連休!!!!

おわり

OS1ゼリー

ぐりという名前です。アイドルオタクの気持ちブログ。

0コメント

  • 1000 / 1000