2(歌の人)


前置き

昨日の記事に引き続き、推しメンの5日間に渡る生誕祭によせて、推しメンの好きなところを書き連ねていこうという主旨の文章。2日目!




歌う声が好きだと思う。普段お話しをしてくれる話し声もかわいくてやさしくて大好きだけれどわたしはやっぱり歌っているときの声が好きで、成人男性の平均と比べたらきっとすこし高いんであろう地声から自然に出やすそうな高音域、特にだれかの歌に被せて上ハモを歌うときの声がいっとうに好き。ウェディングベールのような、とか、天使のはしごのようなとか、そのうつくしさを表す形容はたくさん頭に浮かんでも、どんな言葉を集めてもそのうつくしさやそれを耳にしたときの感動にはすこしも届かないんだろう。おなじグループのメンバーがそのハモリの良さを「サランラップみたいな」と評していたのも、笑ってしまったけどすごくよくわかると思った。向こうが透けて見えるくらいに繊細で、でも脆さはなく包み込んで守るようなおおらかさがあって、そんなふうに強くてうつくしい歌声。この人のハモが入るだけで、なんでこんなにも讃美歌のような響きに聴こえるんだろうか。これは音楽や声楽を勉強していけば、いつかは突き止められることだったりするんだろうか。

わたしは長年(もう長年と言っても差し支えないくらいの年数になってしまった)アイドルを好きでいて、わたしが心酔してしまいがちなのは、決まってこの人は歌の人だ、と思わされるような人ばかりだった。いわゆる歌唱メンかと聞かれると、それはまたなんとなく違うような気もする。この感覚をうまく言葉にして説明するのは難しいけれど、いまこの人は歌を歌うことで命をステージに置いてきていて、それを目撃しているんだ、と痛いほどに思わされるようなそんな人たち。

はじめは、今回の推しメンはきっと歌の人ではないけれど(歌がうまいことやすてきなことと、歌の人であることはわたしのなかではすこし違うから)スポットライトを浴びてステージに立つのがこれでもかってくらい似合う人で、かつ大好きな歌を歌ってくれる人でうれしいな〜と思っていて、でもステージを重ねるたびああやっぱりこの人も歌の人なんだなあ、と思わされる光景をたくさん見せてもらってきた。わたしはこの人が野外のステージで歌う姿が大好きで大好きで、勝手にとても大切にしていて、先日、野外のステージでもうとんでもなく良くて個人的にドンピシャで大好きな歌唱だったとき(自分でもよかったよね!?と話してくれてそれも大好きだった)、なにかきっかけがあったの?と聞いたら、自然(が目の前に広がっていたから)…?とおしえてくれて、めちゃくちゃに最高になってしまった。

ひとつひとつの物事に感動する心や、気持ちがとても豊かな人だから、きっと目に映る光景が人一倍に眩しく色鮮やかに見えているんじゃないかと思う。たぶんこの人の目で見てみたらおんなじ景色でもまったく違って見えるんだろう。そしてその感動をその場でリアルタイムで歌に変換してだれかにつたえられる術を持つ人なんだと思うと、それはなんてすごいことなんだろうなと思うしすごくすごく羨ましい!でもそれ以上に、それを受け取れていること、歌や表情を受けてああいまきれいなものを目にしているんだろうなあと思えること、代え難い体験すぎるな〜と思っている。いままでの固定概念を変えてくれるような歌の人に出会えてしあわせ!今日も大好き!

OS1ゼリー

ぐりという名前です。アイドルオタクの気持ちブログ。

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